行楽シーズン本番! 獲れたて新鮮な海産物を楽しめて、景色もご馳走な港の食堂を訪れてみよう。首都圏から東北まで。注目5軒は、家族連れでも一人でも満喫できる魅力に溢れている。
◆岩手県 大船渡「海の幸ふるまいセンター」
三陸からの贈り物を心ゆくまで愉しんで
地元の海産物を安く、お腹いっぱい食べてほしいとの思いから、水産加工会社が2017年にスタートさせた。
2年かけてじっくり育てられた牡蠣は「豊穣牡蠣」と名付けられ、大ぶりの身に濃厚な味が凝縮された人気の一品。三陸産の帆立とともに溶岩石を使用した焼台で焼いていくと、芳香が漂い食欲をそそる。海鮮丼は旬の魚を約10種類も使用。
この日はマグロやエビとともに、旨味の強いナメタガレイやソイなど、漁場に近いお店ならではの魚も。丼1つで三陸の味を丸ごと楽しめる。
海の幸ふるまいセンター
所在地 岩手県大船渡市大船渡町字笹崎3-6
電話番号 0192-22-8310
営業時間 11:00~18:00(L.O.)
定休日 水曜
Facebook:https://www.facebook.com/939256446240363/
◆福島県 小名浜「うろこいち」
地元で獲れた食材への自信は決して揺るがない
1989年の創業以来、可能な限りいわき市内で水揚げされた、“常磐もの”にこだわる。
一押しは、店主が旬の魚を厳選した刺身定食。地場産のタコ、カツオ、ヒラメのほか、マグロやボタンエビ等が皿いっぱいに盛られ、一切れの大きさに店の気心が窺える。
目の前にある小名浜港で水揚げされたカニの身を贅沢に使い、出汁をたっぷりと含んだ味噌汁も滋味深く、身体に染み渡る。
うろこいち
所在地 福島県いわき市小名浜字栄町66-40
電話番号 0246-54-1233
営業時間 9:00~16:00
定休日 火、水曜
※祝日の場合営業し、翌日が休み
2022.05.19(木)
文=「週刊文春」グラビア
撮影=志水 隆