一面の畑と丘と海! 心地よい時間を過ごせる【黒崎の鼻(神奈川県)】

 「ここは21世紀?」「日本?」と、どこにいるのか、わからなくなる黒崎の鼻。

 京浜急行の三崎口駅から歩いて約20分。国道134号を海の方向へ曲がった先に、パッと見渡す限りの野菜畑が広がります。その真ん中にまっすぐな小道が2本、およそ1キロも続いています。

 畑の道を突き当りまで進んでいくと、藪の合間にパッと見ではわかりづらい小道の入口があります。両側を背の高い草に挟まれた小道を、つんのめりそうになりながら下りていくと、岩盤が張り出した浜に出ます。

 背後を小高い丘に守られ、目の前は海。人工物も見当たりません。どこの時代のどこであるか、わからない分、ロケ地として使われることもたびたび。映画『テルマエ・ロマエII』や“消臭力”のCMなど、知らず知らずにスクリーンやテレビを通して見ているかも。

 海の広がりと背後の崖の守られている感が、心地よく、個人的にも時間ができると訪れている黒崎の鼻。

 海でリフレッシュした後は、三浦野菜を仕入れて帰るのも、お楽しみ。キャベツやダイコン、夏ならばスイカなど、とれたての野菜、それはそれは美味です!

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https://crea.bunshun.jp/articles/-/8484

2022.05.14(土)
文・撮影=古関千恵子