12位 平清盛(松平健)
平家の総帥として圧倒的な権力を誇り、源氏の宿敵となる平清盛。武士として初めての太政大臣に就任し、朝廷にも強い影響力を及ぼしました。作中も、病の床で「頼朝を殺せ」と息子に言い残し、最後まで頼朝の存在を危険視。松平健が演じる清盛役は、登場シーンは少ないながらもその存在感の高さに、「敵ながらあっぱれ!」との声も続出しました。
「京にいる公家たちの反対を押し切って、福原へ強引に遷都し、音戸の瀬戸を開発して日宋貿易を盛んにするなど、絶大な権力を手にした清盛役を、これまたその役柄になりきっているところが魅力的であると存じております」(67・男性)
「紅白でのコミカルな一面が真っ先に浮かびますが、流石の重厚感、本職はこちらだと再認識致します」(48・男性)
「憎たらしいくらい権力を振う様子が豪快だ」(63・男性)
「松平健さんが演じているのですが、渡哲也さんの平清盛、松平健さんの弁慶、滝沢秀明さんの源義経が浮かびました」(45・男性)
「これも松平健という俳優力だと思いますが、強さと怖さと脆さを感じさせる演技力です」(49・男性)
10位 実衣(宮澤エマ)
宮澤エマが演じるのが、北条時政の娘であり、政子や義時の妹となる実衣。現在、ドラマの中では、兄姉たちを眺めては皮肉を言う、狂言回し的な立ち位置でありつつも、鎌倉幕府成立後は、北条家の一員として、波乱のある人生を歩むことに……。
「強烈キャラクターの姉を守り、コントロールサポートする知性に感心」(65・男性)
「時代劇を見ているときに見ている側が感じる違和感(ご都合主義)をしっかり口にしてくれて、リアルな楽しみを提供してくれているから。あと単純に宮澤エマさんが好き」(57・女性)
「なんともすっとぼけたような掴みどころの無いキャラクターが良い」(50・女性)
「出番は少ないですが、セリフがシャープで目が離せません。基本はお笑い場面での活躍ですが、『(兄上は)亡くなっているに決まってるじゃない』は身に沁みました」(52・男性)
2022.05.15(日)
文=「文春オンライン」特集班