3人が関西出身、1人は埼玉出身

 日本人4人・韓国人5人と“異例の日本人率の高さ”が話題の日韓ハイブリッドのグローバルグループ、T1419(ティーイチヨンイチキュウ)。

 2021年1月に韓国デビューし、重厚なサウンドとパワフルで精度の高いパフォーマンスでK-POP新世代として注目を集めている。

 日本人メンバーは2019年に、ZERO(ゼロ)、LEO(レオ)、KAIRI(カイリ)が16歳で、KIO(キオ)は14歳で韓国へ。“普通の中高生”だった4人は厳しい訓練を経てK-POPのニュースターとなり、2022年3月に念願の日本デビューを果たし凱旋帰国した。

 日本から韓国へ渡り世界を目指す若者が増えるなか、彼らはどんなきっかけでK-POPを志し、どんな壁を乗り越え今に至るのか。貴重なデビュー前の写真を見せてもらいながら心境を聞いた。

(前後篇の前篇。後篇では今後の活動についてインタビュー)


ラップ、ダンス、“ビジュアル”担当のZERO

――ハードな訓練を経てK-POPの一員となった皆さんですが、この道を選んだきっかけはなんだったのでしょうか。写真をもとにエピソードを教えてもらえますか。

ZERO まずは僕から。これはK-POPに興味を持つきっかけになった、BIGBANGさんのライブを観に京セラドームに行った時の写真です。中1かな。サッカーを続けて9年目くらいだったんで、日焼けしてますね。

3人 初めて見る!

KAIRI 僕らは色白のZEROくんしか知らないから(笑)。

ZERO ずっとサッカーをしてきて音楽はあまり知らなかったんですが、友だちにBIGBANGさんの曲を紹介してもらった時、すごくカッコイイ! と思ったんです。コンサートにも行くようになって、とにかくすごくて、僕もステージ上でパフォーマンスが出来たらと思いました。

 高校1年生の時にK-POPのアーティストになることを目標にダンスを習い始めて。音楽も、BIGBANGさんから始まって他のK-POPもJ-POPもめちゃくちゃ聴くようになりました。

2022.04.11(月)
文=筧 真帆
撮影=佐藤 亘