情感溢れる食まわりの写真撮影で活躍中のフォトグラファー、ローラン麻奈さん。フランス人のローラン・ファビアンさんと5年前に知り合い、結婚。築60年の古民家で暮らしている。


フランス人の夫とアペロを

 インドや中国などアジアを旅し、エスニックテイスト好きな麻奈さんの食生活は、結婚で激変。

「人生、何が起こるか分かりません。いまは食生活にもフレンチの嵐が押し寄せています」

 最近、ふたりで食事を楽しむことが多くなったが、以前は友人知人がひっきりなしに訪れる家だった。

「ファビアンに教えてもらったのが、ふたりでも友人を交えても用意するアペロの楽しみです。フランス人はとにかくおしゃべりと食べることが好き。食卓につく前に、必ずソファで飲み物とスナックを。このアペロタイムがすごく長い!」

 だから、テーブルに呼ばれて立ち上がるころには、皆「もうお腹いっぱい」。「でも、食事もしっかり楽しみます(笑)」

 ローラン家の古民家は、元・鼻緒問屋の店舗と住居部分の2棟分。

 醸し出す雰囲気が部屋ごとにそれぞれ異なり、暮らしを彩る要素になっている。

 食事をする場所は台所と、それに続く和室、ソファを置いている2階のお座敷、その奥の洋室と、4箇所も。

次のページ デザートタイムも場所を変えて

CREA 2022年春号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。