自宅時間が増えた近頃、気分を変えるにはどうしたらいい? 住む環境を変えたり、旅に出たり、大掛かりなことが難しくてもちょっとしたインテリアの工夫で気持ちや時間のオンとオフの切り替えは可能! すぐ実践できる日々の“スイッチ”のヒントをスタイリストの荻野玲子さんに聞きました。


≪RUG≫

一枚あればそこが居場所。模様替えもラクチン!

 ラグは大きいだけに、部屋の中で圧迫感が出るのでは、と心配な人もいるかも。

「ラグは敷くだけで床に居場所ができて、さらに部屋の雰囲気も一気に変わります。広くない部屋こそ、むしろ大きいラグを敷き込んでしまえば手軽に模様替えができます」(荻野さん)

 寒色系と暖色系では雰囲気もガラリと変わるから、季節によって使い分けても。

「ラグの上に座ることが多いなら、肌触りのいい材質を選び、クッションやブランケットを置くと、くつろぎ度が増して居心地のいい場所に。敷き替えが大変なラグは、上に薄手のラグや布を重ねるだけで模様替えになります」(荻野さん)

涼しく明るい空間

◆1 ラグ

 ビンテージのラグに染めやペイントをほどこした一点もの。

エイチ・ピー・デコ

電話番号 03-3406-0313
https://www.hpdeco.com/

◆2 レスティング キャット

 眠る姿に安らぐセラミック製の猫のオブジェ。

ヴィトラ

フリーダイヤル 0120-924-725
https://www.vitra.com/

◆3 ブロックプリントクッションカバー

 エキゾチックな柄と四隅のフリンジがモダン。長方形でソファとの相性もいい。

エイチ・ピー・デコ

電話番号 03-3406-0313
https://www.hpdeco.com/

温もりのある空間

◆1 LOKE ラグ

 単色ながら奥行き感があり、スモーキーなカラーが洗練されたインテリアを演出。ニュージーランドウール100%。

アクタス

電話番号 03-5269-3207
https://www.actus-interior.com/

◆2 ブランケット

 季節を選ばないピュアウール。

ヘイトウキョウ

https://www.hay-japan.com/

◆3 DECK ARTクッションカバー

 インテリアに個性をプラスするグラフィカルなデザイン。

アクタス

電話番号 03-5269-3207
https://www.actus-interior.com/

◆4 クッション ソナー3

 衣服に使われる上質なツイードで仕立てたエレガントなクッション。

クヴァドラ/ラフ・シモンズ

https://www.kvadrat.dk/ja

ラグで部屋を着替えてみる

◆クワイエット ラグ

 バウハウス最後の巨匠がデザインしたモダンなグラフィックアートをラグに。毛糸が長く、ふっくらとやわらかな触り心地。

メトロクス

電話番号 03-5777-5866
https://metrocs.jp/

◆リビエララグ

 異なる織りで立体的な柄を表現。空間や家具を選ばないアイボリーカラーにちょっとだけ個性をプラス。

ジャーナルスタンダードファニチャー

フリーダイヤル 0120-830-335
https://acme.co.jp/js-furniture/

◆ラグ

 エッジィながら原色とスモーキーなブロックのコントラストが絶妙に部屋になじむ。フリンジもユニーク。

ザ・コンランショップ

電話番号 03-5322-6600
https://www.conranshop.jp/

2022.03.14(月)
Text=Chiaki Tanabe(Choki!)
Photogprahs=Isao Hashinoki
Styling=Reiko Ogino

CREA 2022年春号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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「CREA」2022年春号の特集は、「あたらしい暮らし 楽しい暮らし」。激動する時代の中“楽しい暮らしの正解”はなくて、きっとそれは百人百様。でも人生100年時代となり、キャリアがマルチステージ化していくと言われる世界を、自分らしく楽しむためには、自分の中に「種」を持っていたい。今すぐじゃなくても、ちょっと先の未来に芽が出るような、小さくても、強い種を――。