休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。

 「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年春篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。

 四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。

 今回は、鹿児島県公式観光情報サイト「かごしまの旅」が選ぶ、春の風景をご紹介します。

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆長島ブーゲンビリアの丘

 長島市で南国らしい花々を観賞できる、長島ブーゲンビリアの丘。春には、ビニールハウスいっぱいに咲き誇る約30種170本の色鮮やかなブーゲンビリアが楽しめる。

 「鹿児島県の北部に位置する、『石積みと花のまち・長島町』。『赤土バレイショ』とブランド養殖ブリ『鰤王』、美しい夕日が自慢ののどかな町で、最近話題の花のスポットが、長島ブーゲンビリアの丘です。

 白・赤・黄・ピンクの色とりどりのブーゲンビリアが創り出す、何ともいえない華やかな空間。その光景にうっとりしてしまいます」(鹿児島県公式観光情報サイト「かごしまの旅」)

長島ブーゲンビリアの丘(ながしまブーゲンビリアのおか)

所在地 鹿児島県出水郡長島町川床3444番地8
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/53315/

◆知林ヶ島

 指宿市街地の北東、田良岬より約800メートル沖合に浮かぶ周囲約3キロの無人島「知林ヶ島」。

「昔は老松が茂り、夜、この付近を通過する帆船の船乗りは、風に揺れる松林の音を頼りに航行したことから『知林ヶ島』の名が付いたといわれています。

 3月から10月の間、大潮や中潮の干潮時に砂の道(砂州)が出現し、島に渡ることができます。心地よい潮風を感じながら、家族や友人、恋人同士で砂の架け橋を渡って、素敵な思い出をつくってみませんか?」(「鹿児島県公式観光情報サイト「かごしまの旅」)

 砂州情報は指宿市観光サイト「いぶすき観光ネット」で確認できるとのことなので、訪問の際にはチェックを。

知林ヶ島(ちりんがしま)

所在地 鹿児島県指宿市西方
https://www.ibusuki.or.jp/tourism/view/chiringashima/

2022.03.08(火)
文=CREA編集部