「月」にちなんだ名前をもつ「ハッセルブラッド」の最新デジカメ

最高級のマホガニーを用いたグリップは、マットな木目が印象的。使えば使うほどエイジングによって味のある色合いへと変わっていく。長きにわたり、愛機として付き合いたい一台だ

 旅行の必需品といえば、何といってもデジタルカメラ。周囲のトラベラーに差を付けたいなら、ワンランク上のラグジュアリーなデジカメを旅の友にしたい。そんな時にぴったりなブランドが、ハッセルブラッドだ。

 1941年、スウェーデンはイェーテボリにて創業したハッセルブラッドは、60年以上にわたり、中判カメラの世界に最高レベルの品質と新機軸を提供し続けている。62年には、NASAの宇宙計画に採用され、一躍その名をグローバルなものとした。さらに、69年には、アポロ11号のクルーによる人類初の月面撮影に「ハッセルブラッド500EL」が用いられ、注目を浴びた。今なお、月面には13台のハッセルブラッドが設置されているという。

 同社は、このたび、その月にちなんだ「ルナ」という輝かしい名の新製品プロジェクトを始動させた。ルナは、最先端のテクノロジーとイタリアンデザインの出会いから生まれた究極のデジタルミラーレス一眼カメラである。

 人間工学に基づいた造形、重量、そしてデザインは実に魅力的だ。レトロな外観のトップカバーは、角がないスムーズな感触のクロム仕上げ。ブラックレザー、ブラウントスカーナレザー、カーボンファイバー、マホガニー、オリーブという5種類の素材から選ぶことのできるグリップは、すべて手作業で作られ、それぞれが手に馴染みやすくデザインされている。

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2013.06.14(金)