自分の内側に目を向ける

 物事が大きく動く時期ではありませんが、幸運の兆しはあちこちに。外の世界に気を取られると注意力が散漫になるので、自分の内側に目を向けること。すると集中力が増し、仕事ややりたいことに専念できるようになります。

 こういう時期は集中モードに入るための「お守り」が必要。それがジュリアにとっては「パチョリ」だったということです。もちろんパチョリには現実にしっかり足をつけ、心のバランスを取る作用があります。

 香りには一気に気分を変える力があるので、あなたにピッタリの「お守り」精油を探してみるのもよいでしょう。幸運の星、木星がクリエイティブな力を授けてくれる時期です。ひとつのテーマを深掘りしていくと「これは!」という鉱脈を探り当てるかもしれません。

 長期スパンで人生を考えてみると、2022年は蠍座に幸運期が訪れます。後になって「去年の6月は毎日が充実していた」と振り返れるように、日常を大切に過ごしてください。恋人やパートナーがいる人は、2人で過ごす時間を増やすと愛が深まります。夏至以降、旅行を計画するのもおすすめです。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の蠍座を運行するのは6月20日(日)夜~6月22日(火)夜まで。
目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子(おかもと しょうこ)

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。
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2021.05.30(日)
文=岡本翔子
イラストレーション=INEMOUSE