おじいちゃん、おばあちゃんの時代から今に続く歴史あるお菓子。現代生まれなのになぜか懐かしいパッケージのスイーツ。各都道府県のアイコンとなるような愛されお菓子が一同に!
#35 山口県
◆HANASAN「サビエル塔」
県民が待ち望んだ南蛮パイロールが復活
ステンドグラスのようなデザインのパッケージに包まれたこの菓子は、イベントで販売すればあっという間に売り切れになるという話題の品。
地元洋菓子店グリンパークで誕生するも、同店が10年ほど前に閉店したために長らく失われていた味を、地元企業であるHANASANと山口市にある専門学校YICビジネスアート専門学校とのコラボ企画で復刻させた。
山口県は室町時代、海外文化を積極的に取り入れ、豪華絢爛な大内文化が隆盛していた。
この菓子は、そんな時代の領主・大内義隆へフランシスコ・ザビエルが手土産として携えてきた南蛮菓子のひとつが原型となっているそう。
2021.05.17(月)
文=Five Star Corporation