おじいちゃん、おばあちゃんの時代から今に続く歴史あるお菓子。現代生まれなのになぜか懐かしいパッケージのスイーツ。各都道府県のアイコンとなるような愛されお菓子が一堂に!


#07 福島県

◆太陽堂むぎせんべい本舗「むぎせんべい」

記憶に残る90年余り変わらぬ味とパッケージ

 青森県八戸の名物・南部煎餅に惚れ込んだ創業者・八巻清は、青森で修行を重ねた後、福島に戻り自分の味を追求し昭和2年にこの「むぎせんべい」を売り出した。

 そして、せんべいの丸くて周りにへりのある形が太陽に似ていることから太陽堂と名乗るようになったそう。

 白地に赤色の文字で“太陽堂のむぎせんべい”と入ったパッケージは昔と変わっておらず、いさぎいいまでにシンプルで、それでいながらインパクトは十分。

 手みやげに重宝されているのも納得だ。

2021.04.13(火)
文=Five Star Corporation
写真=釜谷洋史