実際泊まってみると クセになるほどの心地よさ
実際、レンタルヴィラに泊まってみて感じたのは高級感ある邸宅でのプライベートな時間と空間の贅沢さでした。家族や友人など気のおけない人たちと共有する非日常はそれだけで心躍ります。
広々としたキッチンで地元の食材を使って料理をしたり、暖炉のあるリビングでワイワイ、ネットTVや映画を観たり。ドレスコードもメイクも気にしないでくつろぐ心地よさはクセになりそうなほど快適。
1泊の料金は安くはありませんが人数で割れば想像よりもリーズナブル。ワーケーションを兼ねて少し長めの日程で泊まってみるのもいいでしょう。
海外マーケットに特化していたニセコが、コロナの影響で日本人マーケットにシフトすることに違和感を持つ人もいるかもしれません。
でも、ニセコを支えている地元の企業、ローカルのみなさんの多くはずっとニセコを愛し、その魅力を広く発信しようと尽力してきました。
私たちが感染予防対策をしつつニセコに訪れることは、そんな人たちをサポートすることにもなるのです。
コロナによって変化した環境、発見が新しいニセコの未来やその先の日本の観光を作っていくきっかけになるのではないでしょうか。
モイワ、ニセコユナイテッド(ニセコビレッジ、ニセコアンヌプリ、ニセコグラン・ヒラフ、HANAZONO)といったニセコのスキー場はいずれもマスク着用やリフトの定員制限など徹底したコロナ対策を施しながら今年の運営を発表。
ニセコのウインターシーズンがいよいよスタートします。当然ながら年末年始に予約が集中しそうですがニセコのスキーシーズンは4~5月上旬までと長期間にわたります。
コロナ感染をさける意味でも少し時期をずらして、その分、ゆっくりお得にステイするのが賢い選択。
レンタルヴィラに泊まって世界中のスキーヤーを虜にしたパウダースノーのニセコの銀世界をたっぷりと遊び尽くしてください。
※新型コロナウイルスの感染状況により、記事掲載内容は中止、変更の可能性があります。
寺田直子(てらだ なおこ)
トラベルジャーナリストとして旅歴25年。旅することの意義を柔らかく、ときにストレートに発信。著書に『ホテルブランド物語』(角川書店)、『泣くために旅に出よう』(実業之日本社)、『フランスの美しい村を歩く』(東海教育研究所)などがある。
2020.12.29(火)
文=寺田直子
撮影=秋田大輔、Niseko Tourism