#04『レ・ミゼラブル』(2012)
158分もの上映時間を感じさせない 名俳優たちの熱演
日本におけるミュージカル映画ブームの火付け役となった作品の1つ。
国内外でヒットしたことや、日本でも人気の高いヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイらが出演したこともあり、覚えていらっしゃる方も多いかと思います。本作、実は158分もあります。
1本のパンを盗んだ罪で投獄されていた男、ひとり娘を育てるために身売りをする母、革命に命を懸ける青年など、困難な時代に生まれ落ちた人々の信念と生きざまを力強いタッチで描いた『レ・ミゼラブル』。
やはり本作の素晴らしさは、各出演者の命を燃やすような名演。特にシングルマザーを演じたアン・ハサウェイの存在感＆歌唱は素晴らしく、米アカデミー賞の助演女優賞を受賞しました。
『グレイテスト・ショーマン』でも圧巻のパフォーマンスを披露したヒュー・ジャックマンは、贖罪を果たそうとする愚直な男を全身全霊で演じています。
どんな時代であっても、どんな境遇にあっても、希望を捨てずに気高く生きていく――。
クライマックスの「民衆の歌」のシーンは、きっと、心に勇気の火を灯してくれるはずです。
レ・ミゼラブル(2012)
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2020.05.09(土)
文＝SYO
