笑顔をつくる筋肉にアプローチ! 2ステップケア
【ステップ1】
日常生活で大きな負担がかかり硬直しがちな「咬筋(こうきん)」をゆるめ、たるみを引き上げる。
① 反対側の手の親指を 咬筋に引っ掛けて固定する

頰骨の下、口を開け閉めしたときに動く咬筋のくぼんだ部分を、咬筋とは反対側の手の親指で捉える。4本指は軽く握り、エラ骨に引っ掛けるように添える。
② 筋肉を捉えながら「あ・ぐ・あ・ぐ」と口を開け閉めする

咬筋をしっかりと挟んで押さえながら、「あ・ぐ・あ・ぐ」と6回口を開け閉めする。

筋肉に沿って少しずつ親指を下に移動させながら、片側につき3カ所行う。反対側も同様に。
【ステップ2】
硬直した頰をほぐし、スムーズな動きを引き出すケアで頰の立体感を取り戻す。
① 指の側面をスライドさせて 頰の筋肉をまんべんなくほぐす

小鼻の脇に人差し指の第一関節を付け、骨に押し当てるように2㎝ほど左右に5回スライド。下から上へ4カ所、さらに外側に4カ所スライドし頰をしっかりほぐす。
② 指先で筋肉を捉えながら「え・お・え・お」と口を大きく動かす

人差し指と中指で小鼻の横の筋肉を捉え「え・お・え・お」と口を大きく動かす。「え」では前歯をしっかり見せ、「お」では鼻下をしっかり伸ばすのがポイント。

①と同様に場所を移動しながら片側につき16カ所で行う。
教えてくれたのは……
村木宏衣(むらき ひろい)さん
アンチエイジングデザイナー。女性の美を土台から再構築する「村木式整筋メソッド」考案者。日本のみならず海外のセレブリティを顧客に持つ。著書『おとなの美人習慣』(KKベストセラーズ)が発売中。

心のモヤモヤと
うまく付き合う
2020.03.26(木)
Text=Mayumi Amano
Illustrations=Qoonana
CREA 2020年4月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。