「女性にとってチョコレートは、代わりのない必需品」
そう語る山内マリコさんのお気に入りは、ロッテの「シャルロッテ」。
たった一枚のチョコレートが女性たちに甘いリラックスタイムを届けてくれる。
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大人のいい女に届けたい
一枚の甘いひととき
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恋愛、結婚、仕事……現代女性のリアルな姿を描き出した作品が高く支持されている山内マリコさん。
さぞや女性の好みやトレンドに詳しいものと思いきや、「それが全然。流行りのスイーツにも疎いですし、そもそもそれほど甘いもの好きじゃないんです」と意外な答え。
ただ、スイーツ派ではなくとも、チョコレートだけは絶対欠かせないと熱く語る。
「家には必ず常備していますね。朝食のあとに飲み物とチョコレートを用意して仕事モードに切り替え、仕事の合間はチョコレートで糖分補給。食べるだけでなぜか元気が出てくるんです。女性にとってチョコレートは必需品です」
2006年のシャルロッテ
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実は山内さんには、とくに思い入れが深いチョコレートがある。ロッテの「シャルロッテ」だ。
「2006年の秋のこと、お店で『これカワイイ!』と思わずパケ買いしたのがシャルロッテだったんです。
家に帰って食べてみたら、パリッと薄い外側のチョコレートと、中の柔らかな生チョコレートの組み合わせがなんともおいしくて。すっかりファンになって、ひと冬買い続けました」
その頃の山内さんは、小説家を目指して上京し、ひたすら作品を書き続けていた時期。
「ボロアパートで過ごした私のモラトリアム時代に、シャルロッテの黄色いパッケージが唯一の花となっています(笑)」

2019.10.11(金)
Text=Yuko Harigae(Giraffe)
Photographs=Kiichi Fukuda
Styling=Makiko Iwasaki〈still life〉
Hair & Make-up=Takae Tasaka
CREA 2019年11月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。