暑い、陽射しが痛い、汗と皮脂でベタベタ……なのに電車内やオフィスでは強すぎるエアコンでカサカサ。そんな過酷な環境にさらされるのが、真夏の肌。

 せめてスキンケアタイムくらいは、すっきりと気持ちよく汚れを落とせたり、ひんやり感触にホッとひと息つけるような、肌が喜ぶ最適ケアを。ということで、おすすめの各種アイテムをご紹介。

 あわせて、夏のスキンケアについて、皮膚科専門医の野本真由美先生に、お話を伺いました。


過剰な刺激を避けつつ
保湿を考えると……

 あまりに気温と湿度が高いと、乳液やクリームを敬遠しがちに。それだと保湿力不足?

「刺激を避けつつ保湿、を考えると乳液よりも界面活性剤の配合が少ない化粧水と美容液がおすすめです。皮脂分泌が多い方は夏場はクリームを使わなくても構いません。ただ急な日焼けをして化粧水がしみる場合は、クリームやバームのみで保護を」(野本先生)

 また毎日のスキンケアで「必ず◯個塗る」と決めないことも大切だとか。

「ひとつ塗ったらちょっと手を置き肌の状態を見てみる。違和感やつっぱり感があるなら次のものを塗る、という習慣をつけましょう。“今日はこれでいいな”という、自分にとっての“中庸”、ちょうどいいところを見つけることが大切です」(野本先生)

2019.07.02(火)
Text=Machiko Saito
Photographs=Ichisei Hiramatsu

CREA 2019年7月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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