ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとしても活躍する、俳優・佐野勇斗。前回に続き彼史上最高のイケメン役を演じた主演映画『青夏 きみに恋した30日』の撮影裏話など、今年の快進撃から将来の展望まで語ってもらいました。

「トドメの接吻」から始まった
18年の快進撃

――2018年は、かるた部の新入部員・筑波秋博を演じた『ちはやふる-結び-』から、さまざまな作品に出演されます。

 原作コミックがあるキャラクターをがっつりやらせていただくことは初めてだったので、原作ファンの方をガッカリさせたくない気持ちもありながら、できれば自分のテイストも取り入れたい気持ちもありました。最後には、腹をくくって現場に行きましたし、僕の筑波くんを、よかったよ! と言ってくださる方もいてうれしかったです。いろんな役でお声をかけていただけることはうれしいし、有難いことですが、毎回「大丈夫かな?」って、不安になりますね。出来上がった作品を観返しても、自分の演技に関しては反省ばかりですし、いつもまだまだだと思っています。

――『羊と鋼の森』やドラマ「トドメの接吻」では同じ事務所の先輩である山﨑賢人さんとの共演も続きました。

 僕が事務所に入る前から、母が賢人くんのことを「カッコいい」と言っていたので、同じ事務所にいるだけではなく、共演させてもらうことができた。信じられないです。しかも、全然気取らない人というか、人間性が素晴らしいので、今ではお兄さんのように、いろんな相談もさせてもらっています。しかも、見れば見るほどカッコいいんです!

2018.08.17(金)
文=くれい響
撮影=松本輝一
ヘアメイク=中島愛貴(ラフテル)
スタイリスト=伊藤省吾(シトル)