就職や転職、結婚に出産など女の人生は選択だらけ。そこで、「選択」についての研究で知られるコロンビア大学ビジネススクールのシーナ・アイエンガー教授に、幸せな人生を手に入れるための選択の秘訣を教えていただきました。それが「選択日記」をつけること。
ここではCREAメイトが実際に挑戦した「選択日記」を、アイエンガー教授と一緒に拝見。今回は、働きながらスクールに通い資格を取得したという山本さんの「選択日記」を紹介します。
>> 第1回 「選択日記」とは? 著者シーナ・アイエンガー教授より
>> 第2回 CREAメイト実例1 自分の選択を正解に
大きな選択だけでなく小さな選択も大切にしたい
CREAメイト 山本真央さん(フードコーディネーター・29歳)
1983年生まれ。福岡県出身。大学を卒業後、一般企業に就職するもフード関連の仕事がしたいと思い始め、働きながらスクールへ通うことを決意。ネットで受講できる学校を探して無事資格を取得。現在はフードコーディネーターとして活躍中。婚約中の彼氏あり。
選択日記をつけてみて
質問:「選択日記」をつけるようになって変わったことは?
「ケーキの種類やレインブーツの購入など、それまでは何気なく選んでいたささいなことでも『これは選択なんだ』と意識し、よく考えるようになった。これを習慣化できれば、より充実した人生が送れる気がする」
質問:「選択日記」をつけてどんな感想を持ちましたか?
「大きな選択だけでなく、私たちは毎日いろんな選択をしながら生きているのだなぁと思った。多少不安があっても自分の糧となる方を選びたい、という自分の気持ちに素直に選択している自分の存在にも気づくことができた」
『選択日記』
アイエンガー教授おすすめの実践プログラムを書籍化。自分の選択に関する情報を直接書き込める。選択を歪める“バイアス”やより良い選択をするための“戦略”に関するコラムも。
シーナ・アイエンガー著・櫻井祐子訳 定価1029円(税込)
2012.09.02(日)
text:Miho Katsuki
photographs:Yasuo Yoshizawa
styling:Masayo Koriyama