クラフトビールとは、製造量の少ない小規模醸造所でつくられているビールのこと。最近では、店内で醸造して提供する“ブルーパブ”が東京を中心に増えているなど、その人気はさらに上昇中。ビアジャーナリスト・宮原佐研子さんが、独創的な味に出合えるクラフトビールのお店をおすすめしてくれました。

◆酒場emishi ─エミシ─
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オーナーの栄順さんの笑顔も店の看板のひとつ。カウンターには椅子もあるが基本はスタンディング。
左から、ハーヴェスト・ムーン バーリーワイン、オラホ ペールエール 各1,000円、サッポロ 白穂乃果 680円。

 2017年10月に開業したホステル「O3 inn TOKYO」の1階にある、国産クラフトビールと日本酒を楽しめるモダンな居酒屋。組子細工を施した壁のタップから注がれる樽生ビールは、常時5~6種を用意している。

こだわり出汁の肉豆腐 580円と大山鶏の鳥刺し 700円。
牛肉やチャンジャが入った、エミシ風ぜいたくTKG 680円。

 つまみは、一番出汁を使った肉豆腐や鳥刺しなど和食が中心。宿併設ということもあり、常連だけでなく国内外からの旅行者も多く訪れる。

店内奥には小上がり風の席もある。
目の前のスカイツリーに乾杯!

「東京スカイツリーのお膝元で日本のクラフトビールが楽しめ、東京の魅力を再発見できます」(宮原さん)

オーナー夫妻の丁栄順さん(左)と盧清羽さん(右)。

※価格はすべて税込表記です

酒場emishi ─エミシ─
所在地 東京都墨田区押上3-25-17
電話番号 03-6883-4266
営業時間 18:00~23:30 L.O.
定休日 不定休
席数 26席(うちカウンター7席)
https://www.o3inn.com/

●教えてくれたのは……
宮原佐研子(みやはら さとこ)さん[ビアジャーナリスト]
日本ビアジャーナリスト協会所属ビアジャーナリスト。『ビール王国』(『ワイン王国』別冊)、『日本のクラフトビール図鑑』(マイナビ出版)などで執筆。パンコーディネーターの資格も持つ。

独創的な味に出合える 東京クラフトビールの名店

2018.06.04(月)
Text=Kei Yoshida
Photographs=Tamon Matsuzono

CREA 2018年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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