数々のランキングに名を連ねる
評判のレストラン

入り口には池があり、橋を渡ってレストランに入るようになっている。

 朝食のビュッフェは、なんと、「全米で最もロマンチックなレストラン100店」「ベストアウトドアレストラン100店」に選ばれたという「ウル・オーシャングリル+寿司ラウンジ」だ。

 この素晴らしいレストランで海を眺めながら朝食を楽しむことができるのは、一日の始まりとして何物にも代え難い。もちろん、ディナーも必訪だ。

レストランの中央にはラウンジタイプの席もある。サンセットの時間帯にオススメだ。
朝食のテーブルにつくと、レストランスタッフがオレンジジュースとコーヒー、そしてとびきりの笑顔で迎えてくれる。

 メニューは、「地元」「四季」「匠」をテーマにしている。160軒もの地元農家や漁師と提携し、全食材の75%をハワイ島産が占めるというのだから美味しくないわけがない。

 ディナータイムのメイン料理はグリルと寿司。シェフが目の前で料理を作ってくれるシェフズテーブルや、寿司ラウンジがオープンする。

海を眺めながら、波の音を聞きながら一日が始まる。
アヒポキは、シェフがテーブル脇で仕上げてくれる人気メニュー。

 人気のメニューのひとつは、シェフがテーブル脇で仕上げてくれるアヒポキ。

 「アヒ」とはマグロのこと、「ポキ」とはハワイの伝統料理で、魚介類に、塩、醤油、ゴマ油、海藻、香味野菜などを混ぜた前菜のこと。ハワイに行ったことがあれば名前を聞いたことがあるであろう、ポピュラーな料理だ。

手前は味噌風味のカンパチ、キノコのソテーと青梗菜炒め添え。左奥はエビのグリルで、下に敷いてあるのはスイカだ。その右奧はタロイモのチップス。右端がアヒポキ。

 でも、ここではひと味違う。マグロの切り身に、ククイナッツ、マウイオニオンをプラス、調味料のゴマ油の他に、ハワイの海塩やサンバル、みりん、青ネギが入っているのが特徴だ。タロイモのチップスとともにいただく。

 ユニークなのは、「オーシャンフロントハーベストディナー」と名づけられたスペシャルディナー。これは、他のゲストとともにビーチにセッティングされた大きなテーブルを囲むというもの。様々な国籍のゲストと楽しく食事することができる。

ディナータイムは海に沈むサンセットを愛でながら。

2018.02.03(土)
文・撮影=たかせ藍沙