森美術館と国立新美術館の
合同展覧会
都内有数規模の展示スペースを持つ森美術館と国立新美術館が、合同で展覧会を開催中。これはもうちょっとした芸術祭と呼べるスケール。
展示のテーマは東南アジアの現代アート。ふだんあまり触れることのないジャンルだけに、あらゆる作品が新鮮に眼に映る。たとえばブルネイの女性アーティストがどんな表現をするのかなんて想像もつかないし、それゆえ興味を唆られる。世界は多様だ、と改めて気づかされる。
サンシャワー
東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで
会場 国立新美術館、森美術館(東京・六本木) ※2館同時開催
会期 2017年7月5日(水)~10月23日(月) 2館共通
料金 一般1,800円(税込)ほか
電話番号 03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://sunshower2017.jp/
山内宏泰(やまうち ひろやす)
ライター。著書に『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)ほか。「写真を読む夜」「文学ワイン会 本の音」などの催しも主宰。新刊に『文学とワイン』(青幻舎)。
https://twitter.com/reading_photo
Column
山内宏泰のこの1枚に会いたい!
美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。
2017.08.25(金)
文=山内宏泰