最新家電でできること

 健康を作る3大要素には、食事、睡眠、運動があります。なかでも「眠れない」「眠りが浅い」など、生活リズムのストレスから、心地よい眠りにこだわる人が増えています。家電においても、眠りを意識した製品が注目され、ここ数年は、スマホとの連動も顕著です。

 日常生活のアクティビティをデータ化し、自分の健康状態を客観視する「ウェアラブル端末」は快眠家電のひとつのジャンルといってもいいでしょう。これによって自分自身の「眠り」が深いのか浅いのかを測定し、統計をとることで、睡眠のバイオリズムが「見える化」されます。

 また就寝前や就寝中に使う空気清浄機や加湿器は、どうしても室内に置けば存在感が出てしまいがち。なので同程度の性能ならよりデザインのよいほうを選ぶことが賢明です。

 今回ご紹介する快眠家電のうち、「ウェアラブル端末」と「掃除機」以外はすべて日本のメーカーの製品。快適性とデザイン性をとことん追求する日本人気質が、快眠家電の進化を牽引しているとも言えそうです。

アプリと連動させて
起床時から生活リズムを把握

Fitbit Charge2(ブラック) オープン価格/美貴本

 睡眠時間の長さや質を自動検知したり、ランニング、クロストレーニング、有酸素運動などによる消費カロリーの記録を把握したりして、健康状態のチェックなどもできる。バッテリーは最長5日間持続可能。

「数あるウェアラブル端末の中でも、これは比較的初心者でも使いやすいモデルです」(上本由記恵さん)

●Recommender
上本由記恵(うえもと ゆきえ)さん

蔦屋家電コンシェルジュ。ジャンルは健康家電全般。健康志向のユーザーに対して的確なアドバイスを提供。最近は日本製の健康家電を買う外国人客が増えているそう。

蔦屋家電
所在地 世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット
電話番号 03-5491-8550
http://real.tsite.jp/futakotamagawa/

2017.04.10(月)
Text=Satoshi Miyashita
Photographs=Hirofumi Kamaya

CREA 2017年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

最近、眠れてる?

CREA 2017年5月号

最近、眠れてる?

定価780円