Magnificent View #1277
ウルビーノ(イタリア)
(C)Miles Ertman / Masterfile / amanaimages
丘陵の上に広がる美しい古都ウルビーノ。人口1万5千人ほどのこの小さな街は、芸術を抜きに語ることはできない。
街が最も栄えたのは、15世紀、モンテフェルトロ家の領土だった時代。宮廷文化が花開き、イタリアだけでなくヨーロッパ各地から学者や芸術家たちが集まり、芸術都市として活気づいた。
そんな環境は、ルネッサンスの三大画家の一人、ラファエロ・サンティも生んだ。今も街には彼の生家が残り、最盛期の華やぎを伝えるドゥカーレ宮殿に作品が展示されている。
16世紀以降は、かつての繁栄ぶりは影を潜めたものの、現在はその文化的背景から世界遺産に。鉄道駅もなく、主要都市から車でしかアクセスできない不便な場所にあるが、ルネッサンスの薫りを楽しもうと、多くの人が訪れている。
文=芹澤和美
