実践レクチャー! “インフル”メンテナンス

 プチ不調とライフスタイルや季節の関係性がわかったら、続いては、気づいたときにできる手軽な美活メンテナンス術をレクチャー!

<基本メンテナンス> 免疫UPの板藍根で、抗ウイルス!

板藍根は、生薬のほか、飲みやすい顆粒タイプやのど飴など、形状もさまざま。ネットでの取り扱い店も増加中

 風邪対策といえば、昔からネギやニンニク、生姜などの香味野菜、というのが王道。これは身体を温め、「寒」の邪気を追い払う、基本の対処法。

 今回のメンテナンスは、もう一歩踏み込んだ生薬でウイルス対策! といきましょう。 おすすめは「板藍根(バンランコン)」。松藍というアブラナ科の植物の根を乾燥させたもので、日本ではあまり馴染みはないものの、中国では家庭の常備薬としてわりとメジャー。抗ウイルス・抗菌作用や解熱・解毒作用があることで知られ、新型インフルエンザの予防や治療にも有効とされている生薬です。

 数年前、中国で「サーズ」が流行したときも、板藍根のお茶を飲んだりうがいをしていた人たちはかからなかったといわれます。風邪の予感がしたら、ぜひ早めに。但し、良薬だけにやや口に苦し。気になるならハチミツや黒砂糖を加えたり、のど飴などから始めましょう。

 また、寒の邪気は、衛気(気力)の弱っている人にこそ忍び寄るもの。室内の暖房を効かせすぎると、この「気」の消耗につながります。手始めにエアコンの温度設定を少し下げてみて!

Column

プチ不調はお家ケア! 漢方的美活メンテナンス

日々多忙なCREA世代は、ココロとカラダのバランスを崩しがち。薬膳アドバイザー・漢方スタイリストの資格をもつ田中あか音さんが、漢方的見地から手軽にできる自己メンテナンス方法を教えます!

2012.02.07(火)