日常のリビング掃除は
お米の発酵水を中心に

 リビングは見える場所なので、ふだんから、掃除機をかけたり、拭き掃除をしている人が多いでしょう。

 「毎日の掃除は、お米の発酵水で十分落ちます。白木やワックスがけの床など素材によっては、クエン酸、重曹、セスキ炭酸ソーダ水が使えないところもありますが、お米の発酵水だと変色の心配はありません。汚れがつきやすい窓ガラスは、重曹+クエン酸の発泡水を使うとよいでしょう。また、洗うことができないソファなどは、重曹水またはお米の発酵水(3とぎ水)をスプレーして消臭ができます。洗えない寝具にスプレーして自然乾燥させるのもおすすめです。柑橘発酵水やお米の発酵水(3とぎ水)にアロマオイルを混ぜたものは、手作りのルームスプレーとしても楽しめます」(栗生さん)

●窓ガラス
外の土汚れや油汚れが気になる窓ガラスは、まずは雑巾で乾拭きをして土汚れを取り、重曹+クエン酸の発泡水をスプレーして拭き取ります。汚れが少ない内側はお米の発酵水(3とぎ水)でもOK。

重曹+クエン酸の発泡水で、付着しているいろんな汚れを落とす。

●フロア・壁・天井
フロアはホコリや食べかす、皮脂で汚れがち。お米の発酵水(3とぎ水)またはセスキ炭酸ソーダ水をスプレーして、拭き取ります。ただし白木、ワックスがけの床や畳には、セスキ炭酸ソーダ水はNG。

●カーペット・畳
ホコリや食べかす、皮脂汚れが蓄積する場所。お米の発酵水(3とぎ水)をスプレーして、拭き取ります。カーペットのとれない汚れは、重曹水をスプレーし、スポンジでこすります。

●家具
ほこりや手あかを取るよう、お米の発酵水(3とぎ水)またはセスキ炭酸ソーダ水をスプレーして、拭き取ります。革製、布製のソファは、お米の発酵水(3とぎ水)をスプレーすればOK。

発酵生活研究家 栗生隆子(くりゅう・たかこ)
自然の暮らし、家庭でできる発酵生活を実践したところ、長年患った腸の病気が完治。講演や執筆活動で発酵の楽しさ、素晴らしさを伝えている。1万2000人以上のメンバーが集うフェイスブックグループ『TGG豆乳ヨーグルト同好会』管理人。著書に『豆乳グルグルヨーグルトで腸美人! 』(マキノ出版)、『体も家もピカピカになる「お米の発酵水」』(扶桑社)ほか。http://ameblo.jp/cafe-baum/

Column

発酵生活研究家 栗生隆子のナチュラルライフ

自然の暮らし、家庭でできる発酵生活を続ける栗生隆子さんに、はじめてでもできるナチュラルライフ実践方法を教えてもらいます。

2016.12.17(土)
文・取材=垣内栄
撮影=深野未季