辛さと塩辛さを堪能!
「ナシゴレン・カンポン」と「ナシゴレン・イカンマシン」
マレーシアらしい味を食べてみたい! という方におすすめなのが、「ナシゴレン・カンポン」です。
マレー語で「カンポン」は、村や田舎の意味。昔ながらの伝統的なナシゴレンですが、言葉通り「のんびりとした田舎」をイメージして食べると激辛でびっくりします!
具のメインとなるのは、マレーシアの煮干し「イカンビリス」。このイカンビリスをカリカリに素揚げして加え、そこに生の唐辛子を刻んだものも加えています。辛さと小魚の塩辛さが絶妙で、ハマる人の多いナシゴレンです。
そしてもうひとつ、暑いマレーシアでハマる人続出なのが、塩漬けした魚を使った「ナシゴレン・イカンマシン」です。
「イカンマシン」は魚の塩漬けを意味し、ほぐして料理に使うと魚のほどよい臭みと塩辛さが加わり、とても美味しいです。ナシゴレンに使うと、ご飯にほんのりと脂が乗り、暑いマレーシアでも食が進む、塩気のきいた深みのあるナシゴレンになるのです。
2016.06.24(金)
文=三浦菜穂子
撮影=三浦菜穂子、古川 音