稲垣吾郎が“王を処刑した男”を演じる
舞台『サンソン』再始動
「気分は王に仕えるオスカルです(笑)」
2023年4月14日(金)に開幕する舞台『サンソン─ルイ16世の首を刎ねた男─』で、18世紀フランスに実在した死刑執行人を演じる、稲垣吾郎。昨年の主演映画『窓辺にて』では、「これってほぼ吾郎ちゃんでは?」と錯覚するほど、心の波風が立ちにくい男を自然に演じたが(個人的には主演男優賞をあげたいほど)、『サンソン』では激動のフランス革命期にルイ16世、マリー・アントワネットをはじめ、3,000人以上を処刑する宿命を背負った男シャルル=アンリ・サンソンに変身する。実はこの舞台、2年前の4月に初演されたのだが、緊急事態宣言によって半分以上の公演が中止となっており、念願の再始動となった。