伝統的な木造帆船「サバニ」で大自然を満喫するひとときを。 帆で風を捉えぐんぐん進むサバニは、島の暮らしに欠かせない船だった。 ガイドの上勢頭さん。かつての海洋文化を取り戻したいとサバニツアーを始めた。 遠浅で大型の高速船などは入ってこられない石西礁湖。向こうに見えるのは小浜島。 浜辺にいた猫チャン。島の人が世話をしているらしい。 島人の海との付き合い方を聞き、感銘を受けたという也哉子さん。 浜辺もこの透明度。春にはモズクが採れるとか。 浜辺の木陰でくつろぎながら海を眺めるのもいい。 島本来の時間が流れる夕方の集落へ。 今回お世話になった水牛のぴーすけ君。狭い曲がり角の方向転換も慣れたもの。 ガイドの野原さんは民謡バンドも主宰。道理でいい音、いい声。 「こうしたロケーションで聴く三線は格別ですね」 ぴーすけ君、ありがとね。 中世にはこのあたりにも石壁に囲まれたグスク形式の集落があったとか。 星空を活かすため、上空に向けたライトアップは一切ない。 刻々と暮れゆく空をただ眺め、心に刻んで。 施設の中央にあるプール。日中は青空を、夜は星空を映す。 客室はすべて戸建て。計48棟が点在。 窓を開け放つと心地よい南風が吹き抜ける。 魔物は直進しかできないといわれ、入口にヒンプンを建てることで魔除けとした。 頬に風に感じながら開放的な時間が楽しめる洋室のバスタブ。 ウチとソトがゆるくつながる伝統建築。 客室正面には色鮮やかな花や樹木が植えられ、目を楽しませてくれる。 島の食文化×フレンチを堪能できるディナーコース。 「車エビのマリネ KUNUSHINAの香り」。竹富の海を思わせるコバルトブルーの器も素敵。 仕上げのフランベはゲストの目の前で。思わず歓声が上がる。 付け合わせの芋類や、島らっきょうも島らしさを演出。 夜はまさに降るような満天の星や天の川が見られる。