両社のフラッグシップモデル。左が「iPhone 16 Pro Max」(以下iPhone)、右が「Pixel 9 Pro XL」(以下Pixel)。同じ256GBモデルでは、前者が189,800円、後者が192,900円と、お値段もハイエンドです 左がiPhone 16 Pro Max、右がPixel 9 Pro XL。サイズは驚くほどそっくりで、重量も数グラム程度しか違いがありません 厚みについてもほぼイーブン、カメラの突出具合もよく似ています。ポートはどちらもUSB Type-Cを採用します iPhoneは顔認証(Face ID)にのみ対応。マスクをしている場合などはワンテンポ遅れたり、うまくロックを解除できないこともしばしばです Pixelは顔認証に加えて画面内に指紋認証センサーを搭載。スピーディなロック解除が行えます ベンチマークではPixelは不利で、iPhoneに倍近い差をつけられることもしばしばです。これはGoogle Octane 2.0のスコア(左がiPhone、右がPixel) iPhoneで超広角レンズで撮影した室内。かなり広い範囲まで収められています。色合いはかなり明るく派手めです Pixelで同じ室内を撮影した様子。かつて超広角が0.7倍までしか対応しなかった頃と異なり、iPhoneとほぼ同じ範囲が撮影できます。色合いは全体的に地味め こちらはiPhoneによるマクロ撮影。数センチの距離まで寄っていますが、きちんとピントが合います。色合いはかなり派手です こちらはPixelによるマクロ撮影。こちらも数センチの距離からの撮影が可能です。色は濃い目ですが、そのぶんディテールが飛ぶことなくしっかり描写されます 写真の赤丸の部分にある鉄塔をデジタルズームで撮影してみます iPhoneでデジタル25倍ズームで撮影。ピントは合っており、手前の山の起伏もやや強引な補正ながら描写できていますが、真っ直ぐなフレームが組み合わさっているはずの鉄塔が歪んでいるように補正されてしまっています Pixelでデジタル30倍ズームで撮影。鉄塔はシャープに描写されており歪みもありませんが、一方で手前の山の起伏はほとんど失われてしまっています iPhone 16シリーズからは全モデルに搭載されるようになったのがこのアクションボタン。任意の機能を割り当てられますが、便利な用途を見出すまでが一苦労で、人によって評価は分かれそうです カメラコントロール。本体の右側面、アクションボタンとは反対側に搭載されます 押し込むとシャッターボタンとして機能するほか、半押しやズームの倍率調整に使えるのですが、押し方にコツが必要で、これならば画面上でのタッチ操作でよいかも? と思わされることもしばしば (左)Pixelは独自のギミックとして温度センサーを搭載。アプリを起動して「温度測定」を選択します(中央)最初に被写体の種類を選ばなくてはならず、それゆえ材質がわからない場合は途方に暮れてしまいます(右)結果的に、測定データの正確性も、いまいち信頼が置けないのがもったいないところです Geminiに「ジェミニでどんなことができるのか教えて」と質問した回答がこちら。詳しくまとまっているがわかりやすく噛み砕いて教えてくれるかというとそうでもないようです。ちなみに使い方は従来のGoogleアシスタントと変わりません せっかくなのでライバルであるApple Intelligenceについてどう思うかも尋ねてみました。Geminiとの大きな違いである、クラウドではなくデバイス上で動作する技術であることにもきちんと触れています