笑顔に輝くDIYで開けたスマイルピアス
もうひとつ、彼女のトレードマークとなっているのがアリサが「スマイリー」と呼ぶ、笑ったときに2本の前歯に輝くスマイルピアス。これは上唇と歯茎を繋ぐ部分に装着されており、2年前に「妹に唇を上げてもらい、鏡を見ながらピアス用の針で開けた」もの。
『Teen VOGUE』に語ったところによれば「痛みのレベルは10点万点中0点」だけど、メンテナンスに手がかかると警告する。「歯茎や歯の状態をチェックするために、2週間に1枚写真を撮らなければなりません」。これは口腔衛生のために欠かせないケアで、さらに歯茎の後退の可能性もあるためピアスの取り外しには細心の注意が必要。つまり安易に開けることは彼女自身、勧めていない。
金メダルを獲得した「ゴールドドレス」へのこだわりも
ファッションへの愛も語るアリサは、今回のオリンピックのプログラムでクリエイティブなアイデアに対してかなり主導権を握っていたことを『Tha Tonight Show』で明かしている。ドレスのデザインをスケッチしてデザイナーに送ることもあったというから、すごいこだわりだ。「私のプログラムはとても楽しくて、本当に自信を感じられました。そしてこれは今までで最もお気に入りのドレスだということも大きかったです。それに、私のヘアにぴったりでした」
『USA Today』は「アリサ・リウのヘアスタイルは彼女によく似合っている。なぜならそれは全く控えめではなくて、彼女の真の姿に忠実だからだ」と書いている。彼女がゴールドのアシンメトリーのドレスを纏い、プラチナブロンドのハローヘアにスマイルピアスを煌めかせてスケートリンクを舞ったとき世界中を熱狂させたのは、競技の実力はもちろんのこと、それが彼女のパーソナリティに完璧にマッチしていたからだ。
好きな髪の毛で好きな服を着て、好きなようにスケートする。―制限なく自由に自分を表現するのはこの上なく楽しいことだと、アリサ・リウは教えてくれた。そしてもちろん、これはフィギュアスケート界ではちょっとした革命だ。当たり前のようなこの事実に私たちがこんなに感動を覚えるのは、私たちは知らぬ間に、周りから浮かないよう個性を押さえ擬態しながら生きることに慣れすぎていたからかもしれない。
彼女自身もこう自覚している。「私は自由とはどういうことかを伝えるために生きなければならないと考えています」。そんな彼女のアティチュードに今、多くの人が共感している。
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