自分を思いきり表現するってなんて素晴らしいことなんだろう? ミラノ・コルティナ五輪のフィギュア女子で金メダルを獲得したアリサ・リウの「表現する楽しさ」全開のスケーティングは全世界を魅了した。

 緊張感を微塵も感じさせない圧巻の演技とともに話題になったのが、年輪を模したという、黒髪にブロンドの輪を重ねた個性的すぎるヘアスタイル。インタビューでは、“もしこの髪を地毛に戻せといわれたら辞めます”と語り、アリサ・リウがいかに自分のスタイルにこだわりをもっているかがわかる。

 今回は、そんなブレない確固たるスタイルを貫くアリサ・リウが、五輪の大舞台でチョイスしたジュエリーを紹介したい。きらめくゴールドの衣装とともに、氷上のアリサ・リウを彩ったのは、2010年にニューヨークのSOHOでスタートした、日本人デザイナー・井上寛崇氏が手がけるジュエリーブランド「Hirotaka(ヒロタカ)」のピアスだ。

 Hirotakaは、南国の鳥やチョウザメ、食中植物、またはほとばしる水の流れや蜘蛛の巣に水滴が輝く様子など、自然が生んだ息をのむような美しさに着想を得て、その美を抽象化し、都会的なエッセンスを加えたデザインが特徴。ミニマルでシック、かつ個性が際立つデザインは、ファッショニスタやエディターをはじめ、熱狂的なファンが多い。

 五輪のアリサ・リウの耳元を演出したのは、「DUNE(デューン)」という、砂丘に描き出す美しい風紋からインスパイヤされて生まれたコレクションのフープピアス。ヴィンテージの風合いを施したぷっくりしたシルバーのフープに、小さなゴールドのフープがぶらさがり、ゆらゆら動く。アリサ・リウが氷上で刻むリズムにあわせて、フープピアスも元気よく空を舞っていた。3月10日にパリで開催された2026年秋冬ウィメンズ・コレクションのファッションショーに出席した際も、DUNE フープ ピアスを身に着けているので、相当お気に入りの様子だ。

 ちなみに、2025年4月に開催された世界フィギュアスケート国別対抗戦の女子シングルでも、Hirotakaのピアスを着用して出場しており、見事1位に。その時から彼女にとってHirotakaのピアスは“幸運を呼ぶジュエリー”になっているのかもしれない。

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