ムーちゃんの中で、家族にはそれぞれ役割が

――初めての猫との暮らしはどうでしたか。

 毎日かわいくて癒やされて、最高でした。ただ、当時は朝早くから夜遅くまで稽古が続く日々。どうしてもムーちゃんをひとりにしてしまう時間が長くなってしまって、母とも話し合って実家に託すことにしました。

 その後、初代・ムーちゃんは13歳で亡くなり、家族じゅうが沈んでいたとき、知り合いのペットショップの方から「ムーちゃんにそっくりの子がいるよ」と連絡をいただいて。そうして譲り受けたのが、2代目のムーちゃん。今、14歳です。

――同じ名前にしたのですね! 由来はあるのですか。

 特にないんです。やわらかい響きの名前がいいなと思って「ムー」にしました。

 性格はのんびり屋さんで、ジャンプが苦手。ちょっと鈍くさいところも、またかわいいんです。

――ムーちゃんと家族の関係性はどんな感じですか。

 犬と違って猫は家族に序列をつけないと言いますが、ムーちゃんのなかでは“役割”が決まっているみたいです。

 まず、主は父。父の言うことはちゃんと聞き、よくひざに乗って甘えています。母はごはんをくれる人、姉は遊んでくれる人。そして私は……つい構いすぎてしまうので、鬱陶しがられています。手のかかる妹みたいな感じかも(笑)。

 両親や姉が帰宅すると、ムーちゃんは玄関まで迎えにいくのですが、私のときは来てくれません。それに私が部屋で横になっていると、わざわざお腹を踏んで通っていくんです。

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