真夏の疲れをリセットするため、自然豊かな温泉へ。温泉ビューティ研究家の石井宏子さんに、きれいになるための夏の温泉の楽しみ方、とっておきの宿を聞きました。

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緑のきれいな温泉でリラックス

 夏は一年のうちで緑の色が最も濃くなる時季。山間の温泉に入れば、強い日差しとグリーンのコントラストを間近に感じられて、最高にリフレッシュできます。

 ボディメンテナンスの面からいうと、夏は薄着やクーラーで体が冷えている人が多い。そこでおすすめなのが硫黄泉や塩化物泉です。硫黄泉は血行を促進し、塩化物泉は塩の成分が薄いヴェールのように肌を包み、水分や熱を逃げにくくしてくれます。

 温泉通のなかには夏の「ぬる湯」を目指す人もいます。ぬる湯とは30~36℃前後の温泉のこと。冬だと少し冷たいですが、夏なら気持ちよく長湯できます。体温に近いお湯は副交感神経を刺激し、リラックスできる。

 いろいろな温泉を楽しみながら、滋味深い料理と良質の睡眠できれいに磨きをかけてください。

● きれいになる温泉 3カ条

1. 色濃い緑を眺め心のセラピーを

2. 夏の冷え対策には硫黄泉と塩化物泉

3. 夏こそ快適な「ぬる湯」で長湯

2015.07.18(土)
text=Natsuko Umezaki

CREA 2015年8月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

すぐできる、夏休みっぽいこと

CREA 2015年8月号

すぐできる、夏休みっぽいこと

定価780円