60以上のアトラクションを効率的に楽しむコツ
「ディズニーランド・パーク」の広さは34万平米、8つのテーマランドの中に60以上ものアトラクションやショーがある。さらにお隣には、「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」が控えているのだから、どこから回る? どこへ行く? と迷ってしまう。
私のおすすめは、まず自分は何派かを考えて行く先を決めること。例えば、“古きよきアトラクション”派、“とにかく絶叫系は逃せない”派、“できるだけキャクラターを極めたい”派など。私は、メインストリートの雰囲気を楽しんだ後は“古きよきアトラクション”プラス“絶叫で締める”ということで、目的のアトラクションのある「ファンタジーランド」へとまず向かったのだった。
ぜひ体験したいと思っていたのは、世界で始めてレール部分に鋼鉄製のパイプを使ったローラーコースター「マッターホーン・ボブスレー」。
実は、これに乗るのは初めてで、由緒あるローラーコースターは緩やかに山を滑り降りるに違いないと勝手に思い込んでいた。ところが意外やこれが、乗り心地も激しく、途中で雪男に吠え叫ばれるし、どちらかというと絶叫系からスタートする結果に。しかし、分かって乗れば楽しく、この険しげに見える山の上に、キャスト用の小さなバスケットボールコートがあるというトリビアも手伝って、よい思い出となった。
次はお隣の「トゥモローランド」。開園当時からあるというアトラクション「オートピア」と、「ディズニーランド・パーク」にしかない潜水艦の「ファインディング・ニモ・サブマリン・ヴォヤッジ」で、すっかり童心に帰った気分に。そこでやっぱり「イッツ・ア・スモールワールド」にも行くことに。この音楽は永遠だ。
ここまで来たら、“童心に帰る”を追求して「ミッキーのトゥーンタウン」にある「ミッキーの家とミート・ミッキー」まで行く。ミッキーサイズの家の中は、まんまミッキーの世界。そして、最後にはミート・ミッキーで魔法使いのミッキーが待っていた。
右:スタジオにいるという設定のミッキー。俳優のようにミラーを覗いてみたり、本当に芸達者。
どのアトラクションでも、何時間も待たされることはまずない。これは「カリフォルニア ディズニーランド・リゾート」のメリットの一つだ。最後に「スペース・マウンテン」「ビッグサンダー・マウンテン」「スプラッシュ・マウンテン」と3大絶叫マウンテンを制覇。なかなかの達成感だった。
2015.07.26(日)
文・撮影=小野アムスデン道子