音頭取りの合図にあわせて

 かけ声や扇で合図を出したり、励ましたりするのは音頭取りの役目です。通常は2人ですが、このときばかりは人数が増えます。格好よく、スムーズにやらなければ、後からどこの鉾は上手だったの下手だったのと、せんど言われることになります。祭でも仕事でも、音頭を取る人の手腕は大切ですね。

息をあわせて辻回し。
真剣な表情の音頭取り。
船鉾の音頭取り。
次の山鉾も待っているので、のんびりとはできません。
人の背丈ほどもある大きな車輪。
屋根の上に乗っている屋根方は、山鉾が電線や軒先などに接触することがないよう気をくばります。

2015.07.14(火)
文・撮影=小林禎弘