いま世界でいちばん面白くて刺激的な街・東京。久しぶりの休日に東京の街を、ひとり気ままに巡りたい――。
今回、東京の街をご案内してくださったのは、“ひとり歩き上手”なアートディレクター千原徹也さん。
「僕が行うクリエイティブワークのほとんどは、手描きでデザインしています。基本的に作業はアナログで、それは仕事以外のメモや手紙でも同じこと。だからこそ文房具は、かなりこだわりをもって選んでいます。その際、大切にしているのが見た目と、その文房具が生み出す味。デザインや機能がクリエイティブであればあるほど感性が刺激され、いいものが生まれる気がするんです。東京には数多くの文具店がありますが、自分のお気に入りの一軒を見つけて、手描きやアナログの魅力を再確認してほしいと思います」
そんな千原さんオススメのクリエイティブな感覚を刺激するアナログ文房具をご紹介します。
画家のための文房具は使いやすくてよし
◆月光荘画材店
 商品のカラフルな色で溢れる店内。
商品のカラフルな色で溢れる店内。
1917年創業の老舗画材店。商品はすべてオリジナルで、特に絵の具は1971年の世界油絵具コンクールで1位に輝いたほど。
 左:油絵の具から始まった店で、色はすべてオリジナルのこだわり。油絵の具、ガッシュ(不透明水彩絵の具)、透明水彩絵の具を合わせると、150種類ほどが揃う。
左:油絵の具から始まった店で、色はすべてオリジナルのこだわり。油絵の具、ガッシュ(不透明水彩絵の具)、透明水彩絵の具を合わせると、150種類ほどが揃う。右:地下には画室と呼ばれる貸ギャラリーを併設。写真は竹田有里の個展風景。
「月光荘画材店のオリジナルの文房具は不変的で、完成された品質とデザインが魅力です」(千原さん)
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- 文=石川博也
 撮影=釜谷洋史
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 CREA 2015年3月号
 ※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
 
               
            

 
                    
                   
                    
                   
                    
                   
                    
                   
                    
                   
                    
                   
                    
                   
                    
                   
                    
                   
               
               
               
               
                



 
                 
                 
                 
                 
                 
                