オススメ! 3つのセルフケア
(1) 深呼吸で眠りを誘う
布団で仰向けになって目を閉じながら、ゆっくり息を吐き切って、1、2秒停止。次に、思い切り息を吸い込み、1、2秒停止。これを3~4回繰り返すと、副交感神経優位になり、自然に眠くなってくる。
(2) 朝日を浴びる
朝、目覚めたら、カーテンを開けて朝日を浴び、交感神経を刺激。体内時計もリセットされ、リズムが整う。すぐに起き上がるのがつらいときは、布団の中で手足を伸ばしたり、動かしたりして、体を目覚めさせて。
(3) 日中は体を動かす
寝つきをよくするためには、日中にある程度体を動かし、ほどよく疲れることも大事。日中、職場や家の中にいてあまり体を動かさない人は、通勤、買い物、階段の上り下りなど、時間を見つけて、1日合計60分は歩きたい。
使えるセルフケアアイテム
ねむり時間計
眠りの状態を測定、スマホと連動させて記録し、眠りのタイプを判定。体動を検知しつつ起きやすいタイミングでアラームを鳴らす機能も。参考価格6,980円(オムロン)
ネオデイ
ジフェンヒドラミン塩酸塩配合の睡眠改善薬。脳内の覚醒物質ヒスタミンの作用を抑制し、催眠鎮静作用を現す。一時的な不眠症状の緩和に効果を発揮。[12錠] 1,600円(大正製薬)
今回お話を伺ったのは……
対馬ルリ子(つしまるりこ)さん
産婦人科医・医学博士。「対馬ルリ子 女性ライフクリニック銀座」院長。
女性の生涯にわたる健康のため、さまざまな情報提供、啓発活動を行う。総監修書に『みんなの女性外来』シリーズ(小学館)など。
対馬ルリ子 女性ライフクリニック銀座
所在地 東京都中央区銀座2-6-5 銀座トレシャスビル7階
電話番号 03-3538-0270
受付時間 10:00~18:00(月曜~土曜日)
2014.08.31(日)
文=伊藤由起
イラストレーション=祖父江ヒロコ
監修=対馬ルリ子