「最後に見られて、本当によかった」「思い出がこみ上げてきました」。7月25日(土)、上野動物園で長らく立入禁止だった東園の旧パンダ舎(東園パンダ舎)の特別公開が始まった。猛暑の中を訪れた人々は、懐かしそうに眺めたり、写真や動画を撮ったりしながら、思い思いの時間を過ごしていた。

 東園の初代パンダ舎は1973年に完成し、その近くに第2代パンダ舎が1988年に完成した(初代パンダ舎は解体)。第2代パンダ舎の屋外放飼場(運動場)の一部は、初代パンダ舎を受け継いでいる。

 第2代パンダ舎の解体開始を筆者が7月18日(土)に報じると(参照:《上野動物園のパンダ舎が間もなく解体》約40年間の歴史に終止符……パンダたちが登った樹木や愛用した遊具はどうなる?)、SNSでは悲しむ声とともに、最後に中に入りたいと願う声が相次いだ。筆者も子どもの頃に初代パンダ舎を福岡から訪れ、第2代パンダ舎には30年以上前から通ってきたので、同じ気持ちだ。7月20日(月・祝)の夕方、東園パンダ舎へ行くと、立入禁止を示す柵の前で、10人ほどが名残惜しそうにたたずんでいた。

 翌日の7月21日(火)、上野動物園は東園パンダ舎の解体を発表し、併せて観覧通路の公開とパネル展の開催を発表した。パネル展は、初代パンダ舎から約50年間に及ぶ東園パンダ舎の歩みと、同園のパンダ飼育をふり返る内容だ。

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