忙しくても、物があふれていても
すてきな暮らしは実現できます!
CREA WEBで2013年9月から始まった連載「石村由起子の暮らしの“ツカミドコロ”」が1冊の本になりました。「物に囲まれ、時間に追われる毎日でも、気持ちよく暮らしたい!」。石村由起子さんが、そんな思いで30年かけて築きあげた、楽しく、心地いい“暮らしのコツ”を初公開。
忙しくて片づけられない、片づかないからすっきり暮らせない……ついつい「忙しさ」を言い訳に気持ちいい暮らしをあきらめている人、必見ですよ。
効率up、充足度up、心のゆとりup
知恵の詰まった小さな“コツ”の数々は効果絶大!!
ときには夜行列車や始発に乗って西へ東へと飛び回り……。
奈良「くるみの木」オーナーの石村由起子さんのスケジュールはいつもびっしり。にもかかわらず、いつも朗らかに笑って暮らしを楽しみ、雑誌や書籍では店や自宅のインテリア、料理などが紹介され、近年は空間プロデューサーとしても引っ張りだこ。人気のクラフト作家や料理家、エッセイストなど生活美学のある人たちが一目置く、暮らし上手です。
きちんとした暮らしはいかにして整えられるのか。
著者が30年かけて編み出した“暮らし術”をエッセイと実践メモ、写真で明かします。
本書は「家事とごはん」「インテリア」「心と体」「おしゃれ」の4テーマで構成。
祖母から受け継いだ知恵、物を捨てずに活かす技、時間を有効に使うまとめ家事など、多忙な日々を心豊かに暮らすための小さな知恵と工夫には、ナルホドなヒントがいっぱい。「衣食住と暮らし」の教科書ともいえる一冊となりました。
以下、『暮らしのコツコツ』(文藝春秋刊)より、いくつかの知恵をご紹介します。
2014.07.30(水)
文=石村由起子
撮影=鈴木心、榎本麻美