2025年6月に公開され、大ヒットを記録した映画『国宝』。1月22日には、第98回米アカデミー賞のメイクアップ&スタイリング部門へのノミネートが発表された。一方、韓国での評判はというと……?
ジャーナリストの金敬哲氏が寄稿した。
韓国映画“冬の時代”に、注目を集めた日本映画『国宝』
2025年の韓国映画界は、観客動員数が1000万人を記録した映画が12年ぶりに「0本」となるなど、ヒット作が不在となる「冬の時代」を迎えた。
一方、韓国映画館街における日本映画の観客占有率は史上最高の15%に達するなど、日本映画に対する関心が大きく高まった一年だった。
なかでも、長らくアニメの存在感が強かった日本映画界で、実写映画として22年ぶりに興行収入1位の記録を塗り替えた『国宝』は、日本映画の「復興」の象徴として韓国でも大きな注目を集めた。
『国宝』は昨年11月に韓国で公開されて以来、現在まで20万人の観客を動員している。日本での大成功を考えると大した成績ではないが、映画専門家や一般観客の間では珍しく、異常な熱をもった口コミが広がっている。
