STEP1 塩漬けをする

(1) 梅は傷がなく、黄色く色づいたものを選び、たっぷりの水に30~40分間浸けておく。

(2) 流水を当てながら、ガーゼなど柔らかい布で表面をなでるように洗い、ざるに上げる。

(3) 梅を洗い終わったら、手にホワイトリカー(35度)をふきつけて殺菌する。

(4) 梅はペーパータオルなどに取って水けをふきながら、竹串や楊枝でヘタを取り除く。

(5) ホワイトリカーで殺菌した大きめのボールに(4)を入れ、上からもリカーをふきつける。

(6) (5)に粗塩[A]のうち240gをふって、全体にまぶす。

(7) ホワイトリカーをふきつけたラウンドストッカーの底に粗塩[A]のうち60gを敷く。

(8) (7)に(6)を入れ、残りの粗塩[A]をふる。消毒した皿を、梅の上にかぶせるように置く。

(9) (8)に重石(2kg×2個)を重ねる。ラップで全体を覆い、日の当たらない涼しい場所におく。

《4~5日で漬け汁(白梅酢)が上がってきたら、今度は赤じそを入れて本漬けします》

 次回は、STEP2の本漬けです(7/10公開予定)。

『野田琺瑯のレシピ 琺瑯容器+冷蔵庫で、無駄なく、手早く、おいしく。』
著・野田善子
本体1,500円+税 文藝春秋刊

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野田善子 (のだよしこ)
横須賀市出身。野田琺瑯株式会社現社長でもある野田浩一氏と結婚後、二人の息子を育て、自身も家業である野田琺瑯に勤務。現在も業務と家事を両立する多忙な毎日を送る。自宅で自社製品を使い、「作り手であると同時に一番の使い手」として、より便利な使い方などを考え、新製品の開発にも携わる。著書に『「野田琺瑯」の本。一生つきあいたい万能キッチン道具』(発行:マーブルトロン、発売:中央公論新社)がある。

野田琺瑯
URL http://www.nodahoro.com/

Column

『野田琺瑯のレシピ』で毎日、おいしく、幸せに

『野田琺瑯のレシピ 琺瑯容器+冷蔵庫で、無駄なく、手早く、おいしく。』は、琺瑯容器の活用術と常備菜のレシピを紹介した注目の新刊。この発売を記念し、“働く主婦のプロ”である著者、野田善子さんの快適な暮らしをご紹介します。シンプルで贅沢な幸せがここに!

2014.07.04(金)
撮影=松園多聞