この記事の連載
草彅剛さんインタビュー【前篇】
草彅剛さんインタビュー【後篇】

幼い息子を育てながら遺品整理に携わる主人公を描く、10月13日スタートのドラマ『終末のロンド-もう二度と、会えないあなたに-』。草彅剛さんが主演をつとめ、生と死、そして人と人とのつながりを静かに照らす物語は放送前から話題を集めています。「じんわりあたたかくて大人な雰囲気」の物語に、草彅さんが抱いた思いとは。
遺品が紡ぐ物語は、すぐそばにある

――今作は、妻を亡くし幼い息子を育てている、遺品整理人を演じられます。この物語と出合ってまずどんなことを感じましたか?
草彅さん 『銭の戦争』『嘘の戦争』『罠の戦争』と続いた復讐シリーズは、ガツンとパンチのきいている物語だったんですが、今回はかなり対照的。じんわりとあったかくて、そのうえ大人な雰囲気のある物語だな、と。
毎日、ゆり様(中村ゆりさん)とのやりとりにドキドキワクワクしながら撮影を進めています。見てくださる方にもぬくもりが伝わっていくような余韻の残るドラマになっていると思います。新しい明日をまた一歩踏み出していけるような気持ちが起こるような。
――遺品整理人という役柄はいかがですか?
草彅さん 僕、今回で遺品整理人というお仕事があることを初めて知りました。故人が遺したものから真実が浮かび上がり、人間ドラマができあがっていくというのはすごく感動的ですよね。僕が知らなかっただけで身近なところに様々な人間ドラマが広がっているんだなぁと感じました。
2025.10.12(日)
文=高田真莉絵
撮影=榎本麻美
ヘア&メイク=荒川英亮
スタイリスト=栗田泰臣