女子目線でブラジルW杯を愉しむ!
全8グループから“イケメン”選手をご紹介

 6月12日からサッカー王国ブラジルで開幕の「FIFAワールドカップ2014ブラジル大会」。サッカーファンならずとも心躍る32日間の“カーニバル”で躍動する一流選手の中から、CREA WEBがオススメする見目麗しいイケメン選手を、全8グループから抜粋してご紹介します。イケてるお顔だけではなくハンサムなプレースタイルもじっくり分析。お気に入りの選手を見つけたら、寝不足覚悟で熱いゲームを観戦して、W杯を満喫しましょう!

» 内田篤人、柿谷曜一朗/日本(グループC)
» フェルナンド・トーレス、ダビド・ビジャ/スペイン(グループB)
» ハメス・ロドリゲス/コロンビア(グループC)
» ディエゴ・フォルラン、マルティン・カセレス/ウルグアイ(グループD)
» オリビエ・ジルー、ユーゴ・ロリス/フランス(グループE)
» セルヒオ・アグエロ、フェルナンド・ガゴ/アルゼンチン(グループF)
» クリスティアーノ・ロナウド、ファビオ・コエントラン/ポルトガル(グループG)
» エデン・アザール、アドナン・ヤヌセイ/ベルギー(グループH)

メキシコ(MEXICO)

ニックネームは「チチャリート(小さなえんどう豆)」!

ハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)/FW

 ぬいぐるみ系のベビーフェイスに胸キュン……。そんな感覚が世界の女子共通であることを示したのが、メキシコ代表の“チチャリート”ことハビエル・エルナンデス・バルカサール。世界中で人気の高い選手です。

 そもそもチチャリートというニックネームが乙女の好奇心をくすぐります。実はエルナンデスのお父様(ハビエル・エルナンデス・グティエレスさん)は、86年メキシコワールドカップにFWとして出場した元メキシコ代表の名選手。背が小さく眼が緑色のため、「えんどう豆(チチャロ)」と呼ばれていました。チチャリートとは「小さなえんどう豆」の意味。えんどう豆の子ども、というニックネームなんです。

 身長は175センチで、フォワードの選手としては確かに小さいのですが、実力はビッグで、現役のメキシコ代表選手では代表通算得点ナンバーワン。今回は父子二代でのワールドカップ出場というサラブレッドです。

 10年に22歳でメキシコからイングランドのマンチェスター・ユナイテッドにやってきたときは、お母様が一緒。異国での食事に困らないよう、メキシコ料理をせっせと作っていたようです。とはいえ、エルナンデスはマザコンではないようです。なぜなら、とってもキュートな彼女がいますから……。

メキシコ(グループA)のグループリーグの見どころ

 メキシコは過去5大会連続でワールドカップベスト16進出を果たした、北中米カリブ海の優等生。12年ロンドンオリンピックでは金メダルを獲得しています。

 ところが今回のブラジルワールドカップ予選では大苦戦。大陸間プレーオフでニュージーランドに勝ってどうにか6大会連続ワールドカップ出場を決めたのでした。

 予選で不振だったため、監督が次々と代わり、現在はメキシコリーグのクラブ・アメリカというチームの監督を兼任するミゲル・エレーラ氏が指揮を執っています。ただ、どの監督にも必ず使われるのがエルナンデスです。

 今回は開催国のブラジル、東欧のスポーツ万能国であるクロアチア、「不屈のライオン」の愛称を持つカメルーンと同組。2位狙いでグループリーグ突破を目指します。そのためにはエルナンデスの活躍が不可欠。勝ち上がれば、マンUのチームメートであり、ツイッターで相互フォローしている間柄の香川真司との対決も見られるかもしれないので、それも楽しみの一つです。

矢内由美子(ヤナイ ユミコ)
1966年6月23日、北海道生まれ。北海道大卒業後にスポーツニッポン新聞社に入社し、テニス、五輪、サッカーなどを担当。'06年に退社し、以後フリーランスとして活動。Jリーグ浦和レッズオフィシャルメディアスタッフ『REDS TOMORROW』編集長を務める。著作には『Jリーグ15年の物語 カズ&ゴンたちの時代』(講談社)、『闘莉王 超攻撃的ディフェンダー』(学研)などがあり、最新刊は『ザック・ジャパンの流儀』(学研新書)。ワールドカップ取材はブラジル大会で4回目。
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