贅を尽くした食材と洗練の極みが満喫できるディナーコース
ディナーコースはアミューズと8品で構成されています。ランチコースと同様に「イーロンコート」のシグニチャーのひとつ、「杭州青花椒と皮蛋のグリル」からスタート。続く前菜は「牛リブロ―ス特製窯焼きチャーシュー」「蟹肉とアボカドの冷菜 シュレンキキャビアのせ」「キノコの湯葉包み焼き」の盛り合わせです。
特筆はチャーシューに豚肉ではなく牛肉を使用していること。日本では高品質なブランド牛が安定して入手できることから、ジャンシェフが来日後に牛肉でチャーシューをつくることを決めたのだとか。脂のおいしさが際立ち、サシのバランスも良いA5の牛肉を用いて、卓越した技術で唸る美味しさに仕上げています。

パパイヤの実を器にして提供される「パパイヤ 乾燥ツブ貝 クコ 沙参 豚スペアリブ入り 金華ハム蒸しスープ」。完熟する前のパパイヤを用い、鶏や金華ハムで丁寧に出汁をひいた濁りのない黄金色のスープは、ひと口含むと体全体に染み入るよう。鶏・豚・金華ハムの旨み、パパイヤのほのかな甘み、程よい塩気のバランスも絶妙で、パパイヤの実をスプーンでこそぎならいただく仕掛けも楽しいひと品です。
締めの麺は「国産伊勢海老の駿河産桜海老ソース煮込み伊府麺」。いわばXO醤の桜海老バージョンともいえる海老の旨みがたっぷりのソースを伊府麺に絡めたひと皿です。
そしてデザートは2品。小室シェフによる、軽やかでなめらか、上品な甘みのプリン「ココナッツプリン 桜とローストアーモンドミルクソース 燕の巣添え」と、ジャンシェフの「餡子入り焼き菓子」。キャンディを象ったサクサク生地の中に、アヒルの玉子の塩漬けを使ったカスタード風味の餡がたっぷり入っています。





お料理に合わせるドリンクはティーペアリングをぜひ。「ヘイフンテラス」にはティーマスターが厳選する多くの中国茶が用意されています。好みのお茶をチョイスするもよし、ティーマスターに相談すれば、緑茶の「シホウロンジン」や烏龍茶の「ホウオウタンソウ」、紅茶の「ラプサン スーチョン」など、今回のお料理ににふさわしい最適なマリアージュを叶えてくれます。※中国茶ペアリングは料金別途。

ザ・ペニンシュラ東京の中国料理「ヘイフンテラス」にて、6月30日までの期間限定で開催される「from Shanghai to Tokyo」。この機会にぜひ、上海と東京の実力あるふたりのシェフが紡ぐ、伝統を踏まえたコンテンポラリーな広東料理の世界を体験してみてはいかがでしょう。
「from Shanghai to Tokyo」
期間:~2025年6月30日(月)
場所:ザ・ペニンシュラ東京 2階「ヘイフンテラス」
所在地:東京都千代田区有楽町1-8-1
料金:6品コースランチ12,000円、8品コースディナー35,000円、アラカルト4,500円~(デザート1,300円~)※すべて税サ込
営業時間:ランチ/11:30~14:30(L.O.14:00)、日・祝日11:00~15:00(L.O.14:30)
ディナー/18:00~22:00(L.O.21:30)
予約・問い合わせ:03-6270-2888 heifunterraceptk@peninshula.com
詳細・予約:https://www.peninsula.com/ja/tokyo/special-offers/dining/yi-long-court-meets-hei-fung-terrace

2025.05.28(水)
文=CREA編集部