日本料理とブラジル、ペルーが融合した、注目の食体験
レストラン&バーは4カ所。シグネチャーレストランは最上階とパノラマテラスからなる「SUSHISAMBA(スシ・サンバ)」。
メニューは日本料理と南米のブラジルとペルーの3カ国の料理が一体となっています。日本の天ぷらや和牛の餃子がある一方で、ホタテのセビーチェやタキートス(巻いたタコス)などがラインナップ。

ディナーの“テイスト・オブ・サンバ”では、前菜・メイン・握り寿司または寿司ロール・デザートで構成されるコースが3種類、2名から楽しめます。

ある日のメニューは、塩ゆで枝豆とバナナチップスのアミューズに始まり、クリスピーなカニのタキートスの前菜、味噌仕立ての黒だらとアンティーチョークのメイン、チョコレート・バナナ・ケーキのデザートまで。素材も調理法も、日本と南米のいいとこ取りのフュージョンスタイル。アミューズからデザートまで、食のクリエイティビティを感じます。
最大12名まで収容できるプライベートダイニングルームもあります。

「Wラウンジ」は建物のカタチを活かしたゆるやかなカーブで、壁は床から天井まで全面が窓ガラス。スコットランドの民間伝承の神話の登場人物にインスパイアされたカクテルを片手に、カールトンヒルやエジンバラ城など名所を一望できます。


スライド窓からテラスへ出て、緩やかなスロープを昇れば、ルーフトップの「Wデッキ」へ。360度の景色に囲まれて、街の空気がさらに身近に感じられるはず。
また、「ジョアンズ・プレイス」は、ブラジル・サンパウロのリベルダージ地区をイメージしたバー。サンパウロの日本人コミュニティの間で親しまれているカクテルが揃い、1980年代のボサノバの名曲が流れる、洗練の中にくつろいだ雰囲気。エジンバラの感度高めな若者たちで平日でも賑わっています。

2025.06.14(土)
文・撮影=古関千恵子