文教堂河内長野店 越賀知春さん
今の私なら、全部分かる。
物語で描かれる親の気持ちも、子どもの気持ちも、あの頃の大阪も。
それはきっとすごいことで、私がしっかりと大阪で生きてきた証だ。
物語の中から思い出が匂いと共に鮮やかによみがえってきて、これからの大阪を作るのも自分だ、と思う。
まずは大阪の書店員として、この本をたくさんの人に届けることがスタートだ。
そうすればきっと、大阪のパワーとあたたかさと、家族の絆を感じてもらえると思う。
大阪は、この万博の年に、また生まれ変わるんや!
◇
TSUTAYAサンリブ宗像店 渡部知華さん
本当にたくさんのことを乗り越えて迎えた、あたたかい春。時代が変わっても変わらない温度がある。そのあたたかさに涙が溢れました。
そして、悩み傷付き、それでも前に進んでゆく登場人物たちと大阪の街に、元気をもらいました。
私自身、10年と少し大阪に住んでいた時期があり、そのうちの5年はミナミで働いていました。だからなのか余計に作品の世界にどっぷり浸かってしまい、やっぱり大阪はいいなぁと、読むのがすごく楽しかったです。
あとはやっぱりチョーコさんがいい!!
面倒見が良くて、熱い心の持ち主。もっともっとチョーコさんのことがしりたくなりました。
どこかで繋がっている誰かと誰か。繋がりの先で気付かないうちに優しさをわけてもらい、生かされている。そんなことを気付かせてくれる、本当に本当にあたたかい物語。大好きな作品です!
◇
紀伊國屋書店鶴見大学ブックセンター 伊勢川詩織さん
大阪・ミナミを舞台に、様々な時代にまたがる1つ1つの人生を、夢中で追いかけました。失敗や後悔のない人生なんてなくて、もうだめなんじゃないかと思うこともあるけれど、そんな人の心に寄り添い、強くしてくれる、人の温かさを信じたくなる、そんな最高の“家族”小説でした。

◇
くまざわ書店南千住店 鈴木康之さん
私にとって普段馴染みのない「大阪」を描ききった物凄い作品でした。お笑い芸人を通して人生の浮き沈みや葛藤を描いた素晴らしい作品。各章ごとに関連性のある人物が出てきて泣かせてくれます。ラストは涙なくしては読めなく感動しっぱなしでした。あなたもぜひ読んで感動して下さい。涙して下さい。
2025.04.15(火)