ウ・ヨンウを演じて天才役は当分やめようと

自身のファンミーティングでは「ファンの皆さんが私のことを嫌いにならないか心配です」と漏らしたほど、これまでの彼女のイメージを覆す作品。それでも「新しいことをしたい」という好奇心が、彼女をこの物語へと突き動かした。
「実はウ・ヨンウを演じて、天才役は当分やめようと思っていたんです。天才役は、すべての面で秀でていなければならないので、学ぶことがとても多くて……(苦笑)。でもそんな時に、セオクが私のもとにやってきた。性格はちょっと変わっていますが、『ああいう医者に診てもらったら自分も助かるんじゃないか』と、病と闘っている方にも希望を与えられるかもしれないと思いました」
医者は演じてみたかった役の一つと語るパク・ウンビン。また一つ夢を叶えたいま、次はどんな人生を生きるのだろう。名誉ある賞を得ても、その好奇心が尽きることはない。いつか彼女が語っていたように、人生の最終ゴールはまだ先、なのだ。
パク・ウンビン
1992年9月4日ソウル特別市生まれ。1998年にドラマ『白夜 3.98』で子役としてデビュー。以来、ドラマ『ホジュン~伝説の心医~』や、韓国ドラマとして初めて国際エミー賞を受賞したドラマ『恋慕』など、人気作に多数出演。ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』では、百想芸術大賞の大賞を受賞した。
ドラマ『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』(全8話)

医療業界での今後が期待されていた天才外科医セオク(パク・ウンビン)は、恩師であり指導医でもあるドッキ(ソル・ギョング)と衝突し、突然医師免許を剥奪される。そして、すべてを失い人知れず路地裏で手術を続けるセオクのもとに現れるドッキ。どん底に追い込んだ師匠と再会することから始まる、ふたりの天才の対決と成長を描いた物語。
ディズニープラスで全話独占配信中
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2025.06.07(土)
Photographs=Kim Sinae
Styling=Kim Seha
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Make-up=Kim Yun-young(PRANCE)
CREA 2025年春号
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