100メートルのギャラリーでは杉本氏の代表作『海景』を展示

全長100メートルに及ぶギャラリー内の壁面には、杉本氏の代表作品『海景』シリーズが展示されています。


『海景』は、杉本氏が世界各国で目にした水平線を上下均等な構図で撮影し、グレースケールで映し出したもの。普遍的な写真に懐かしさを覚えながら、海と空の曖昧な境界線や、波しぶきが織りなす不規則な紋様などその表情の奥深さについ引き込まれてしまいます。
『海景』とギャラリーの奥に広がる相模湾。交互に眺めながら、古来の人も見たであろう海のアートに思いを馳せるのもいいかもしれません。

2025.02.18(火)
文=平野美紀子
写真=宇壽山貴久子
ヘアメイク=宮本佳和
スタイリスト=渡邊 薫