100メートルのギャラリーでは杉本氏の代表作『海景』を展示
両サイドが大谷石と37枚の硝子板から成る「夏至光遥拝100メートルギャラリー」。海抜100メートル地点に建てられ、夏至の朝の数分間、太陽の光が空間内を駆け抜ける。◎Odawara Art Foundation
全長100メートルに及ぶギャラリー内の壁面には、杉本氏の代表作品『海景』シリーズが展示されています。
ギャラリー内のようす。日本やイタリア、ギリシャなど世界各地の水平線の写真が並ぶ。
『海景』は杉本氏の「古代人が見ていた風景を現代人も見ることは可能なのか」という問いから生まれた作品。◎Odawara Art Foundation
『海景』は、杉本氏が世界各国で目にした水平線を上下均等な構図で撮影し、グレースケールで映し出したもの。普遍的な写真に懐かしさを覚えながら、海と空の曖昧な境界線や、波しぶきが織りなす不規則な紋様などその表情の奥深さについ引き込まれてしまいます。
『海景』とギャラリーの奥に広がる相模湾。交互に眺めながら、古来の人も見たであろう海のアートに思いを馳せるのもいいかもしれません。
ギャラリーの先端には展望スペースも併設。建築美が映える写真スポットとしても必見!
文=平野美紀子
写真=宇壽山貴久子
ヘアメイク=宮本佳和
スタイリスト=渡邊 薫