フランス生まれの鋳物ホーロー鍋、ストウブ。調理中、素材本来の旨みを逃さないから、いつもの料理がプロの味になると大人気のキッチン用品です。鍋ごと食卓に並べて様になるのも、愛される理由のひとつですよね。
煮込み料理や蒸し煮など、なんでも美味しく仕上がりますが、実はストウブは「ごはんもの」も大得意! お米料理研究家のしらいのりこさんの著書『ストウブで米を炊く』(誠文堂新光社刊)より、今夜にでも作りたくなる技ありの「炊き込みご飯」を3つ抜粋して紹介します。
憧れのストウブを手に入れたものの、いまいち活用できていない人も必見です!
※調理の際はココット16~22cm、ブレイザー24cmの使用がおすすめです
◆ひじきとアンチョビーの炊き込みご飯

実はひじきはにんにくや洋風素材のアンチョビーとも相性よし。ご飯に炊き込んだら、豊富なミネラルを一度にたくさん摂れます。
■材料
【2合分】
・米:2合(300g)
・ひじき(乾燥):大さじ2
・アンチョビーフィレ:4枚
・にんにく(みじん切り):1かけ
・オリーブ油:大さじ1
A
・酒:大さじ1
・しょうゆ:小さじ1
・塩:小さじ1/2
【3合分】
・米:3合(450g)
・ひじき(乾燥):大さじ3
・アンチョビーフィレ:6枚
・にんにく(みじん切り):1と1/2かけ
・オリーブ油:大さじ1と1/2
A
・酒:大さじ1と1/2
・しょうゆ:小さじ1と1/2
・塩:小さじ3/4
■作り方
※分量は2合分、〈〉内は3合分です。特に指定のないものは共通です。
(1)米の準備
米はやさしくとぎ、ざるに上げる。保存容器に移し、水をたっぷり加えて冷蔵庫で吸水させる(できれば2時間)。ざるに上げ、しっかり水けをきる。
(2)具の準備
ひじきは水でもどし、水けをきる。
(3)炒める
鍋にオリーブ油、にんにく、アンチョビーを入れて弱火で炒め、香りが出たらひじきを加えて炒める。ひじきの水分が飛んだら、(1)の米を加え、全体に油が回るまで炒める。
(4)炊く
Aに水を足して2カップ〈3カップ〉にして鍋に入れ、塩を加えてひと混ぜする。蓋をして中火で約8分かけて沸騰させ、蓋を開けて鍋の縁をぐるっとはがし、再び蓋をして弱火で10分炊き、火を止めて10分蒸らす。
2025.02.19(水)
文=しらいのりこ
撮影=福尾美雪