#3 大人カジュアルなニュアンスボブ
ベースはアゴラインのワンレンボブ。顔周りのレイヤー+束感のある前髪でニュアンスをつけた、こなれ感のあるスタイルです。
こちらのスタイルは、巻くことを前提としているため、毛量をかなりそぎ落とし、コンパクトに仕上がるように調整。そのため、適度な重みがありつつも軽やかな印象に。
襟足は外ハネに、表面はランダムに巻くことで立体的な動きが出るので、シンプルなボブに飽きた人や、カジュアルなファッションが好みの人にオススメです。
オーダーとスタイリングのポイント
ベースは、アゴラインのワンレンボブ。アイロンで巻いた時にボリュームが出過ぎないように、また、クセをつけやすくするために、毛量をしっかり調整するのがポイント。動きを出すために、トップとチークラインにかかるよう顔周りにレイヤーを入れる。前髪は、巻いた時に眉下になるぐらいの長さに。
カラーは、8レベルのほんのり赤みを感じるブラウン系でツヤ感を出して。
スタイリングする時は、26ミリのコテで襟足は外ハネに、表面の髪は根元を外してランダム巻きに。前髪も4~5つほどの毛束に分け、ランダムに巻く。最後に、ソフトな質感のワックスを手に取って、毛流れを意識しながらなじませる。前髪は束感が出るよう、毛束をつまみながら、指先でワックスをなじませる。
SAITO’s Point
最近は、ボブでも顔周りにレイヤーを入れたり、前髪で変化をつける人が増えています。
今回のモデルさんは、普段からアイロンやコテを使う習慣があったため、巻くことを前提としてスタイルを作っていますが、巻くのが苦手な人はパーマをかけましょう。
襟足は外ハネ、表面はランダムに巻くことで、骨格をカモフラージュでき、今っぽい印象に仕上がります。また、スタイリングの仕上げには、ソフトワックスを使うことで、1日中軽やかな動きもキープできますよ。
2024.12.27(金)
文=松原 彩